シェフ/大塚瞳と、熊屋八代目/熊屋誠一郎の特別コラボレーション。
シェフ/大塚瞳(おおつかひとみ)
福岡市生まれ。おもてなしを大切にする祖母や母の影響で、幼い頃から料理や室礼に興味を持つ。
大学進学のため上京し、明治学院大学フランス文学部でシュールレアリスムを専攻。
在学中の2004年、居心地の良い空間で過ごす食のひと時をテーマに「Life Decoration」を設立。料理研究家のもとで学び、食べ歩きや農家を回る活動を始める。
卒業後は出張料理人として、気に入った土地に数日限りの食空間を演出するイベントプロデュースを行う。
2020年秋、福岡市・大名に「台所ようは」、2022年春に福岡市・港に「食堂ミナトマル」、佐賀県唐津市に「たまとり」をオープン。
主なイベントに、新宿伊勢丹有田焼創業400年記念料理会、マルタ共和国ゴゾ島での官公庁主催の日本食文化交流会、友人で作家の本谷有希子氏原作の舞台における食事シーンの再現イベントなど、多数。
和菓子屋八代目/熊屋誠一郎(くまやせいいちろう)
長崎県平戸市生まれ。1762年創業の八代目として生を受ける。
幼い頃から和菓子はもちろん料理にも興味を持ち、おいしいものへの探求欲は人一倍。
中学高校の寮生活を経て、千葉県市川市の老舗和菓子屋、京山にて修行。平戸に戻り熊屋で職人として歩を進めるが、「和菓子屋だけでなく、人生で一度はサラリーマンを経験したい。」と強く思い、一路上京。
大手IT企業で4年間を過ごした後、平戸にて熊屋八代目として再び歩を進める。
平戸へ戻ってからは、これまでの和菓子屋にはないインスピレーションやアイデアで様々な実績を築き、日本国内のみならず、オランダでのイベント参加、台湾へのカステラ輸出など、幾百の季節、幾千の海を越えて伝わりし文化を、平戸の異国情緒溢れる文化の中で独自のものとなり、再び海を越えて伝えていくといった、様々な活動を推し進めている。
主なイベントとしては、MONO JAPAN 2018 Amsterdom、Food Taipei 2020-2024など、多数。
シェフ/大塚瞳による、平戸ガストロノミー迎賓館が開催。
平戸市内の一般公開されていない歴史的建造物で、平戸の食材を使用し選りすぐりにシェフが料理を振る舞う、特別で、贅沢な食のイベント。
2024年平戸ガストロノミーの会場は、平戸城の西外郭にある国指定有形文化財の『棲霞園』。
この棲霞園は、平戸藩主松浦家第35代当主松浦煕公が設計した庭園で、文政12年(1829年)に完成したと言われており、松浦史料館所蔵の絵図によると「御花畑」とも呼ばれていた。
«シェフ» 大塚瞳 ×
熊屋誠一郎 «和菓子職人»
「勝手だけど、熊屋誠一郎さんに初めてお会いした時、『あ、友達見つけた』って思いました。所謂、勘です。そしてそれは当たっていました」と。
熊屋誠一郎は語る。
「初めは何より大塚さんが描ききる料理、空間、物語に惹かれて憧れみたいなものがありましたが、いろいろな機会でご一緒することが増えるにつれ、ただならぬ親近感を、そう、『同じフェチの人、見つけちゃった!』みたいな感じです。笑 すごく僭越ではあるのですが、食に対する好奇心の範囲と角度がすごく似てるな…と思ったんです」と。
この2人の特異なる個性・創造が交錯し作り上げたもは、きっとどこにも存在しない【クリエイティブ】のハーモニーを奏で、多くの人を魅了させることができると確信する、そんなコラボレーションです。
夜の部:18:00 start
料金:20,000円(食事、3ドリンク込み)
事前予約制となっております。
ご予約は以下URLより承っております。
URL:https://hirado-net.raku-uru.jp/item-detail/1709851
※昼の部は満員御礼となりました(2024.11.12現在)
歴史的建造物の中、1cm単位で微調整が行われる、大塚瞳の食空間プロデュース。
「ご飯を食べるということだけでない空間と物語を味わっていただけたら嬉しいです」というおもてなしの心が表現する特別な空間は、非日常的で、優雅で、そして流れる時が止まるような、そのような体験をすることができます。
2024年の平戸ガストロノミー会場『平戸城/棲霞園』を、どのような食空間へと導くのか。
そして大塚瞳×熊屋誠一郎が演出する世界がどのようなハーモニーを奏でるのか、ご期待ください。
写真の菓子は、八代目/熊屋誠一郎が手掛けた、ライチと金木犀の琥珀糖。