平戸藩の藩主鎮信公を始祖とする茶道鎮信流の茶菓子として、又一般町家の人々も慶事・法事の際には、必ずと言っていい程牛蒡餅を「お配り菓子」に使うという風習があり、平戸にのみ昔のままの姿で残されて来たものでございます。
尚、名称の由来は、昔は黒砂糖のみを使用し、長いままを茶席で亭主が客席にあわせて、切って供していたもので、色合い形状が牛蒡に似ていたからだと伝えられております。
松浦藩肥前平戸は西暦一五五〇年より、長崎出島に先駆けて海外に門戸を開いた異国情緒溢れる街です。
後桜町天皇が即位された宝暦一二年(西暦一七六二年)、この平戸の地で産声を上げました当店は、菓子作り、かすてら作りを生業として精進して参りました。
当店のかすてらは日本で初めてボルトガルから平戸に伝わって以来、代々伝わる製法を守りながらも現代の嗜好に合うよう改良を加え、原料・気候などを見極めながら一枚一枚丁寧に焼き上げております。
菓子作りを通して代々技術と感性を磨きながら、約二百六十巡りもの日本の四季を表現して参りました菓子職人の思いと技術が刻まれたかすてらは、まさしく熊屋の二百有余年分の暦に他ならないのです。
二百六十年分の職人の魂が刻まれた渾身のかすてらをご賞味ください。
時は鎖国時代、日本最西端に位置し、海に囲まれた平戸は、異国文化の入り口でした。様々な物や文化が異国よりもたらされた中で、もっとも象徴的なものが白い砂糖です。当時はとても貴重だった砂糖を先人の菓子職人は巧みに扱い、その技術の結晶として平戸藩主松浦侯へ献上した平戸菓子の菓子図鑑「百菓之図」が 一八四五年に作成されました。
百菓之図の収録品目の一つに「若紫」という菓子があります。若紫は皮むき餡と溶かした寒天、すり蜜を鉢で丹念にすり合わせ、型に流し固めたものを薄いプレート状にカットし、乾燥させた、大変趣のある上品で美しい干菓子です。その表面の美しい薄紫の色から松浦藩主の祖先がモデルになったと言われる源氏物語の登場人物である若紫の名がつけられました。
「鈴虫の夢」は若紫の続編という意図で作られ、作中に登場する鈴虫の目に映る、艶やかな色彩で彩られた源氏物語の世界を琥珀糖で表現しました。
色とフレイバーが異なるそれぞれの琥珀糖には、源氏物語の登場人物の名がつけられています。 古からのヒストリーと、伝統が引継ぐストーリーとが美しく融合し異色を放つ銘菓「鈴虫の夢」を、舌と心でご堪能ください。
波静かな大村湾に面し、のどかな農山村の風景が広がる長崎県東彼杵町。
日本一のお茶を育む茶畑は、爽やかな潮風が吹き抜ける山あいの斜面地にあります。
昼夜の寒暖差が大きく、春には朝霧が立ち込める環境と、多良山系からの豊かな水が、上質の茶葉を育み、唯一無二の味わいを生み出しています。
その東彼杵産の最高級抹茶と、北海道産の純生クリーム、厳選された福岡県朝倉産の葛を合わせ、極上の和風テリーヌに仕立てました。
なめらかな食感、そして苦みや渋みまで感じる濃厚な抹茶の風味が口の中でとろけ、至福のひと時を味わうことができる逸品でございます。
ラム酒につけた干柿、干林檎、いちじく、レーズン、胡桃を蜂蜜の羊羹で練り上げました。
甘さは付属の和三盆にて、調整することができます。
この滋和利は、ワインやウイスキー、ブランデーといった洋酒によく合う珍しい和菓子で、食べ方も千差万別。
もちろんそのままお召し上がりいただいてもよいのですが、生ハムで滋和利を巻く。クラッカーにチーズを乗せ、その上に滋和利を乗せる。
(チーズはブルーチーズなど、少し癖のある食材との相性が抜群です。)
噛むほどに溢れ出す、彩り豊かな滋味(※)をご堪能ください。
※滋味【じみ】
栄養があって味のいいこと。栄養豊富でおいしい食べ物。または豊かで深い精神的な味わい。(大辞林より)
この和菓子は平戸本店の程近く、創業1895年創業老舗酒造の森酒造場の日本酒《飛鸞》を使用し製造された、【森酒造場×熊屋】の、平戸の魂がこもった唯一無二の琥珀糖。
外側は《シャリッ、パリッ》とした食感で、内側は外の食感からは想像もできない、ジュレのような瑞々しく、優しい食感。
そして、そこからあふれ出す飛鸞の誇り高き風味。
3色のカケラ=3種の飛鸞。
フレーバーは、以下の通りとなっております。
-緑- 飛鸞Classic×平戸夏香
-青- 飛鸞Plum
-白- 飛鸞にこまる×平戸根獅子浜の塩
この宝石のような琥珀糖は、一躍人気商品へと踊りでました。
贅沢なひと時を、ぜひ。
かすてらで培った生地配合の技術、九州パンケーキミックス、北海道小豆を丁寧に炊き上げたあんが出会い、最高のどらやきが完成しました。
何度も試作を重ね、パンケーキのふわふわもちもちした食感、どら焼きのさっくりとした食感の『いいとこ取り』の配合を実現しました。
老若男女誰が食べても笑顔になれる、当店自慢の逸品です。
古えより伝えられし、エキゾチックな風味と味わい
四百年程前、黒船が来航した折にその製法が伝えられました。今から四百年程前、日本に初めてポルトガルの黒船が平戸へ来航した折、共に渡来した神父たちによって、その製法が伝えられました。当時、この製法はすべて家伝の秘法として、一切門外不出とされわずかに藩公の茶点としての特命か、献上の為に限られていた程度でしたので、一般には全く知られていませんでした。此度、弊社ではこのお止菓子とされていた製法を復元、改良し平戸シュガーラと命名した次第です。
エキゾチックな風味と味わいを、ぜひご賞味くださいましておみやげにお茶のお友にと、ご愛顧の程宜敷くお願い申し上げます
百五十年前、平戸の菓子司が丹精こめて創った銘菓
愛蔵本を元に、百五十年ぶりに蘇りました。
この銘菓は、江戸時代の終わり近く天保十二年(1841)~弘化三年(1846)藩主松浦候の命を受け、平戸の菓子司が丹精こめて創りましたもので、平戸・三河内焼四百年の記念に因み、初めて公開されました。
古えに想いをはせてお召し上がり頂ければこの上ない喜びと存じます。
チーズの濃厚な味わいをお楽しみください。
チーズそのものの味が楽しめるプレーン、
オランダを代表するチーズでマイルドな口あたりのエダム、
こってりまろやかで酸味がやや控えめのクリームチーズの
3種類のチーズをブレンドしました。
濃厚で深い味わいをお楽しみ下さい。
もっちりとした歯ごたえ、
ふんわりとした口当たり。
ほんのり広がる上品な甘さ
良質のフレッシュバター使用のバタークリームと、和菓子一筋40年の職人が丹精込めて炊き上げたつぶ餡を、きな粉と抹茶の入ったモチモチっとした新食感のブッセでサンドいたしました。
※1個ずつ(きなこ・抹茶)のばら売りの他に、6個入り、詰め合せもご用意しております。
熊屋の自信作の和風まどれーぬ。
バターの風味豊かなマドレーヌに
丁寧に炊き上げた丹波黒豆をトッピングしました。